- 「せっかく可愛いイラストができたのに、目の開き具合だけが気に入らない…」
- 「びっくりした顔を作りたいのに、どうしても目が死んでしまう」
Stable Diffusionで画像生成をしていると、こんな風に目の表現でつまずくことはありませんか?
AI画像生成において、キャラクターの感情を伝える一番重要なパーツは「目」です。
ただ、思い通りに「カッと目を見開く」とか、逆に「安らかに目を閉じる」といった指示を出すのは、意外とコツがいるんですよね。プロンプト(呪文)だけで制御しようとしても、なぜか半目になったり、まぶたの上に瞳が描かれてしまったりと、失敗も多いものです。
この記事では、そんな悩みを解決するために、具体的なプロンプトの書き方から、失敗しないための設定値の調整、さらには便利な拡張機能の使い方までを分かりやすく解説します。これを読めば、あなたの作るキャラクターの表情はもっと豊かになるはずです。
この記事を読むと、以下の点について理解できるようになります。
- 目を見開く・目を閉じるための具体的な英語プロンプトと重み付け
- 意図しない「半目」や「崩れ」を防ぐネガティブプロンプトの設定
- ADetailerなどの拡張機能を使って目の描写だけを高画質化する方法
- 生成AIを趣味だけでなく仕事レベルに引き上げるための学習ルート
Stable Diffusionで「目を見開く」表現を作る呪文とテクニック

キャラクターに強い感情を持たせたり、印象的なポートレートを作ったりする際、「目を見開く」表現は非常に効果的です。
しかし、単に「目が開いている」と指定するだけでは、ぼんやりとした表情になりがちです。
ここでは、しっかりと目力を強め、意図通りに目を見開かせるためのテクニックを紹介します。
基本のプロンプトと強調構文の使い分け
まず、基本となるプロンプトを押さえておきましょう。
通常、Stable Diffusionでは何も指定しなくても目は開かれますが、「意識的に大きく開く」ためには、より具体的な単語が必要です。
主に以下の単語を組み合わせて使います。
| プロンプト | 日本語の意味 | 効果のニュアンス |
| wide eyes | 目を見開く | 最も一般的。目を大きく開ける基本呪文 |
| open eyes | 目を開ける | 自然に開いている状態。強調は弱め |
| staring | じっと見つめる | 視線が強くなり、結果的に目が開く |
| dilated pupils | 瞳孔が開く | 驚きや暗闇での瞳の表現に有効 |
これらの単語をただ並べるだけでなく、強調構文を使うのがポイントです。
例えば、(wide eyes:1.3) のように記述することで、AIに対して「この指示は重要だよ!」と伝えることができます。数値は1.1〜1.5くらいの間で調整してみてください。あまり強くしすぎると(1.6以上など)、目が飛び出るようなホラー画像になってしまうので注意が必要です。
驚きや狂気を感じる目の表現
「目を見開く」といっても、その理由は様々ですよね。驚いているのか、何かに怯えているのか、それとも狂気を感じているのか。
シチュエーションに合わせて、感情を表すプロンプトをセットで使うと、より自然な「見開き」になります。
例えば、びっくりした顔を作りたい場合は、以下のように組み合わせます。
surprised, (wide eyes:1.2), open mouth
こうすることで、目だけでなく口元の表情も連動し、違和感がなくなります。
一方で、狂気的な表情(ヤンデレ風など)を作りたい場合は、少し違ったアプローチになります。
crazy eyes, sanpaku, (wide eyes:1.4)
ここで使った「sanpaku」は日本語の「三白眼」のことですが、海外のモデルでも通じることが多い魔法の言葉です。黒目が小さくなり、白目の部分が増えることで、カッと見開いた強烈な印象を与えることができます。
失敗を防ぐネガティブプロンプトの設定
いくらポジティブプロンプト(描きたい要素)で「目を見開く」と指示しても、AIが勝手に「眠そうな目」や「半目」を混ぜてしまうことがあります。
これを防ぐためには、ネガティブプロンプト(描いてほしくない要素)もしっかり記述する必要があります。
以下の単語をネガティブプロンプトに入れておくと、クッキリとした目を生成しやすくなります。
- semi-realistic eyes(中途半端にリアルな目)
- droopy eyes(垂れ目・眠そうな目)
- half-closed eyes(半目)
- sleepy(眠い)
特に half-closed eyes をネガティブに入れるだけで、目の輪郭がシャープになり、パッチリとした目になりやすいので、ぜひ試してみてください。
ADetailerで目の描写だけを修正する
プロンプトだけではどうしても限界がある…そんな時に頼りになるのが、拡張機能のADetailer (After Detailer) です。
これは、画像全体を生成した後に、顔や目などの特定のパーツだけを検出し、高解像度で再描画してくれる神ツールです。
「全体的な構図は最高なのに、目だけが崩れてしまった」という経験、ありますよね?
ADetailerを使えば、その「目だけ」をピンポイントで修正できます。
設定としては、ADetailerのモデル選択で face_yolov8n.pt などを選び、プロンプト欄に改めて (highly detailed eyes), wide eyes と入力します。
こうすれば、顔の部分だけ高解像度で「目を見開く」処理が行われるため、全身画のような引きの構図でも、目が潰れずに綺麗に描写されるようになります。



Stable Diffusionで「目を閉じる」を完璧に描くための設定方法

次に解説するのは、逆に「目を閉じる」表現です。
「目を閉じるなんて簡単でしょ?」と思うかもしれませんが、実はAIにとって「目を閉じる」のは意外と難しい動作なんです。
なぜなら、AIの学習データには「目が開いている画像」が圧倒的に多いため、どうしても目を開けようとするバイアスがかかってしまうからです。
閉じた目を指定する英語プロンプト
まずは、目を閉じるための基本プロンプトを見ていきましょう。
シンプルですが、これらを確実に記述することが第一歩です。
- closed eyes(目を閉じる:基本)
- shut eyes(固く目を閉じる)
- sleeping(眠っている)
- winking(片目をつぶる)
ただ、これだけだと「まぶたの上にうっすら瞳が描かれる」というホラー現象が起きがちです。
これを回避するためには、やはり重み付けが重要になります。
(closed eyes:1.4) くらい強めに指定して、ようやく綺麗に閉じてくれることも珍しくありません。
また、意外なテクニックとして「eyelashes(まつげ)」を強調すると、閉じた目のラインが綺麗に出ることがあります。long eyelashes などを追加してみると良いでしょう。
笑顔で目を閉じる「糸目」の作り方
アニメ調のイラストでよくある、ニコッと笑って目を閉じている表情(いわゆる糸目)。
これを表現したい場合は、感情系のプロンプトと組み合わせるのが正解です。
おすすめの組み合わせはこちらです。
smile, happy, (closed eyes:1.2), ^_^
この ^_^ という顔文字、実はプロンプトとして認識されるんです。
Danbooruタグ(画像投稿サイトのタグ)ベースのモデルであれば、顔文字を入れることで、その表情に近いニュアンスをAIが汲み取ってくれます。
「幸せそうに目を閉じている」状態を作りたいなら、sleeping ではなく happy や smile を優先させることで、寝顔ではなく笑顔として認識されます。
まぶたの違和感を修正するControlNet
プロンプトでどう頑張っても、目がうっすら開いてしまったり、まぶたの描写がおかしい場合。
ここでControlNetの出番です。
ControlNetの「OpenPose」を使えば、棒人間でポーズを指定できますが、実は顔の表情(目の開閉)まで指定できる「MediaPipe Face」や「OpenPose Face」という機能があります。
これらを使って、「目が閉じている状態の棒人間(または参照画像)」を読み込ませることで、強制的に目を閉じさせることが可能です。
「プロンプトで指示する」のではなく、「骨格レベルで目を閉じた状態にする」わけですから、成功率は格段に上がります。
特に、思い通りの構図で確実に表情をコントロールしたい場合には、必須のスキルと言えるでしょう。
生成AIスクールで技術を磨く選択肢
ここまで紹介したプロンプトの調整やADetailer、ControlNetといった技術は、趣味で楽しむ分には「試行錯誤」で済みます。
しかし、もしあなたが「思った通りの画像を短時間で作りたい」「AIイラストを仕事にしたい」と考えているなら、独学での習得は時間がかかりすぎるかもしれません。
実は、こうした高度な生成技術を体系的に学べる場所として、「バイテック生成AIスクール」のような専門スクールが存在します。
多くのスクールがチャットAIの操作に終始する中、バイテックは画像生成AI(Stable DiffusionやMidjourney)の実務活用に非常に力を入れているのが特徴です。
例えば、今回解説したような「ControlNetを使った緻密な表情制御」や「破綻のない商用レベルの画像生成」など、現場で即戦力となる技術をカリキュラムに組み込んでいます。
- LP(ランディングページ)用の素材作成
- 広告バナーのデザイン
- クラウドソーシングでの案件獲得サポート
こういった「収益化」に直結するスキルを最短ルートで身につけたい場合は、一度カリキュラムをチェックしてみるのも良い選択肢です。独学で何ヶ月も悩む時間を、プロのノウハウで大幅に短縮できるはずです。

AIを使って副業を始めたいけれど、「独学だと挫折しそう」「本当に案件が取れるか不安」という方は、実務と収益化に特化したスクールを検討してみるのも近道です。
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実際に、未経験から月5万円の収益化を目指せるバイテック生成AIというスクールについて、評判やカリキュラムの実態を詳しく検証してみました。
▼続きはこちらの記事で解説しています

まとめ
Stable Diffusionで「目を見開く」「目を閉じる」といった表現は、単なるプロンプトの羅列だけでなく、重み付けやネガティブプロンプト、そして便利な拡張機能を組み合わせることで自在にコントロールできるようになります。
最後に、今回の記事の要点をまとめました。
- 目を見開く基本は「wide eyes」であり、数値で重み付けを行うと効果的である
- 驚きには「surprised」、狂気には「sanpaku」などを組み合わせると自然になる
- 「staring」を使うと視線が強くなり、結果的に目が強調される
- 半目を防ぐにはネガティブプロンプトに「droopy eyes」などを入れるべきである
- ADetailerを使えば、全身画でも目の描写だけを高解像度で修正できる
- 目を閉じる基本は「closed eyes」だが、AIは目を開けたがる傾向がある
- しっかりと目を閉じさせるには「(closed eyes:1.4)」のように強めに指定する
- 笑顔で目を閉じる場合は「smile」や顔文字「^_^」が有効である
- 「sleeping」を使うと表情が緩み、安らかな寝顔になりやすい
- まぶたの描写がおかしい時は「long eyelashes」を追加すると改善することがある
- ControlNetを使えば、骨格レベルで目の開閉を強制的に指定できる
- プロンプトだけでなく拡張機能を使いこなすのが脱初心者の鍵である
- 目の表現は画像のクオリティを左右する最も重要な要素である
- 商用レベルの画像生成を目指すなら専門スクールで学ぶのも近道である
- バイテック生成AIスクールならControlNetなどの高度な技術も習得可能である
参考資料・出典
記事内で解説した技術や、AIモデルの学習データに関する一次情報は以下を参照しています。
- Stable Diffusion 開発元・公式情報
Stability AI Official Website
※本記事で解説した画像生成AIの基礎モデルおよび最新ニュースの一次情報源です。 - ControlNetの技術的仕組み(学術論文)
Adding Conditional Control to Text-to-Image Diffusion Models (ArXiv)
※記事内で紹介した「骨格や表情を指定して制御する技術(ControlNet)」の原著論文です。スタンフォード大学等の研究者によって発表された技術的根拠となります。 - AI学習データセットとバイアスについて
LAION-5B Dataset A new era of open large-scale multi-modal datasets
※Stable Diffusionの初期学習に使用された大規模画像データセットです。「なぜAIは目を閉じるのが苦手なのか(開いている目の画像が圧倒的に多い)」という学習データの傾向を裏付けるデータソースです。

